2016-11-03

EPUB電子書籍作成-固定? リフロー?

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一太郎を使い始めて、早10ヶ月余りになりました。
まだまだ電子書籍作成初心者ではありますが、一太郎でのePub電子書籍作成について自分用にまとめつつ、これから電子書籍作りたいぞ!という方の参考になったら嬉しいなと思いつつ執筆してみる事に。
サークルでの小説制作は本家Pt.Cracker名義での活動ですが、制作補助ということでこちらのブログに書かせていただきます。

ではでは。
今回は「固定レイアウト」と「リフロー」について、実際の編集画像を交えて書いていきます:-)
よろしければ"ReadMore»"からどうぞ!


ePub作成は一太郎の他、Web上で簡単に作成できるサイトなどあるようですね。
色々調べた末、ePubがどんなものか知識がなく縦書き・右綴じに適してるし一太郎でいいだろうと購入に踏み切った筆者としては、入り口として買って良かったと思っています。
正直JustSystemsのサイトは見辛いですが(ぉぃ
一太郎は縦書きワープロソフトとして優秀。
縦書き&右綴じ本を編集するならWordより一太郎が使いやすいため、創作活動では一太郎を使う事が多くなっています。
(最新を待ちきれなくて2015を購入&使用していますが、2016は更にePub編集機能や簡単に表紙が作れるイラスト・テンプレートが追加されているようです…くっ、、、)

ePubが作成できる環境があれば、あとは確認用ePubリーダーがあればOK。


【PCでePub閲覧できるアプリ】
    Readium *GoogleChromeアプリ←筆者はこれを使用


まず、文字を書き込む前に知っておくと便利なのが
固定レイアウト」と「リフロー
筆者めはこれがわからなくてレイアウトが崩れる!!!とかほざいておりました。すみません。
どっちがどんな特徴か事前にわかれば
どのように文章を組めばいいかも見えてくるはず。


固定レイアウトって?

固定レイアウトはその名の通り、
レイアウトそのままを反映したePubを作成できます。
そのままなので、全てのページを画像に変換してePubにするようです。ページ数が多いほど作成に時間がかかります…当然ながらサイズもデカくなります。
画像になるので縮小されると文字が潰れて見える事も。
文章中のリンクは反映されませんが、設定した目次は反映されますのでご安心を。


リフローって?

再流動型と呼ばれている形式で、画面サイズや読者側の設定によって一行の文字の長さや位置が変化するタイプです。
固定レイアウトは画像なので縮小すると文字が潰れて読みにくくなったりする点、リフローなら拡大・縮小をしても文字が潰れる事はなく、縦にスクロールしなくてもいいので読みやすいのではと感じました。


↑縮小・拡大の違い

挿絵は画面の大きさに依存するので、挿絵の拡大・縮小は自由にできないようです(自分の環境ではそうでした)
設定したページレイアウトやヘッダー・フッター、一部の機能は反映されません。
文章のリンクやルビ、目次はそのままです。

ズバリどっちがいい?

漫画やイラスト、レイアウトを中心にした作品なら「固定レイアウト」

小説や文章を中心にした作品なら「リフロー」


がいいのではないでしょうか。
文章を魅せるか、絵で魅せるか!作品作り頑張りましょう:-)


固定レイアウトであれば見たままなので特筆する事はないかと思います。
機会があれば次回、リフロー型ePub作成について書きます。
まだまだ電子書籍作成初心者ですが、創作活動を愛する身として精進して参る所存でござりまする!(`・ω・´)

使用画像:美月赤葉・著「バツ×ばつ×バツ【上】」より抜粋

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